千葉と埼玉で事業用物件を探したらおとり(囮)物件だらけだった件
友人が独立開業するのでテナント探しを手伝いました。千葉北部と埼玉あたりで。で、ポータルサイトと直接検索で探しまくりましたが、千葉北部ではかなりおとり物件にぶち当たり嫌になってきました。
でも、不動産業界にコンサルサービスを提供をしている手間、営業的に見えてくるものもありましたのでご報告します。
おとりやるくせに、全然営業してこない件
おとり物件はそもそもガンガン営業するためにあるはずです。「あーそれは今決まってしまいました!ほかにもいい物件ありますよ!」が基本なはずです。
でも、ぜんぜん営業かけてこないわけですよ。物件違いで同じ業者に2度も問い合わせてしまいましたが、その業者も問い合わせに対してメールを1度返すだけでそれ以外全然営業かけてこないのですよ。電話すらかけてこない。
「その物件は決まってしまいました」だけ。
正直、何のためにやっているんだろう?大丈夫かおとり会社?と僕は心配でなりません。おとりやるくせにガンガン営業しないなんてあほじゃなかろうか。「決まってしまいました」で終わるなら余計なひと手間かかるだけで意味ないじゃんか。集客1件、ガンガン行ってこそでしょうに。
営業力が昔に比べて弱ってる
おとりやるくせになんでガンガン営業してこないんだろう?考えられる原因として
上記のような感じでしょうか。
一括売却の件でも思いましたが、業界全体の営業力というのが落ちてる気がします。というかこれが現代の不動産営業の姿であって、僕の志向が古いのでしょうか。
不動産営業マンは賃貸でも売買でも、もっと積極的に営業に向き合った方がいいと思う
おとり業者でさえその有様で、おとり物件じゃない業者でさえも「具体的に動きたい」って言ってるのにどの業者もこちらからいちいち連絡しないと答えてこない有様。まじか賃貸業界。
とりあえず、ガンガン、、、いえ積極的に顧客に向き合った方がいいと思いますよ。
数字をとれない営業さんは、問い合わせに対して(毎日がダメなら)隔日ごとで電話やメールをして「その後いかがですか?」「こういうのもありますけど?」と連絡入れた方がいいですよ。
反響が潤沢にあっていちいち相手してられないならともかく、ふつうはそうじゃないでしょ?
基本的に残り物を決めるのが営業でしょう?
賃貸でも売買でも市場にある物は「残り物」なわけです。
営業コンサルすると「いい物件がない」とか「いい物件さえあれば」とみんないいますが、いい物件など基本ないわけです。ないというか営業で扱うのは「基本いい物件ではない」と。
不動産の場合いい物件は表に出る前に決まるってのは不動産屋ならわかるでしょう。市場にあるのは基本残りモノ物件。一般反響ではそれを広く世間に募ってているのだから一生懸命やらないと決まらないでしょう。その残り物に問い合わせてくる客ならばそれは「とてもありがたいお客様」なのでは?だったらば一生懸命対応しましょう。
ライバルがそのような消極的営業なのならば、自分は積極的営業でいけば数字(成績)とれそうですよ。もちろん、時代的に昔のような強引な営業はダメなんだろうけど、強引と熱心は紙一重ですから、嫌われないギリギリの線を見極めてがんばりましょうね。
ということを、おとり物件を経験して思いました。
ご参考になれば。