自宅を一括サイトで売却してみました。
自宅を不動産売却一括査定サービスで売却してみました。
不動産業界向けにコンサルティングしている身として、思うことを書くかと思いますが、その前に以前のブログで以前にこんなこと書きました。
関西でウチの母の住まい探ししてた時のブログです。問い合わせたり内見いったりいろいろしたのに全然追客もしてこないんで、イケイケの不動産業にどっぷりハマってきた僕からするとおどろきでした。追客しないなんて20年前なら鬼詰めされてアルミの灰皿で殴られてます。
余談ですが、若い人知らないと思うけど、アルミの灰皿は昔はどの不動産屋にも置いてありました。灰皿だけどたばこ用じゃないんです。大きいのは殴る用、小さいのは投げる用です。
殴られたら痛いけどケガするほどではないが、アルミがボコボコになるんで殴った感も殴られた感もあります。とても便利なアイテムでした。
で、ですよ。
家を売って、新たな住まいに移ったのですが、、、
売却一括サイトを使っても、営業から追客があまり来ない
家を売却するにあたって、一括サイトをいくつか使ってみました。普通に売れる地域なので、いくつかの会社から連絡がきたわけです。
でも、だいたいの会社はメールと1回だけ電話。メールだけの会社もちらほら、査定書だけ送ってきた会社もありました。車の一括売却のようにバンバンかかってくるものかとばかり思っていましたのであんがい期待外れ?でした。
こちらは売りたくて連絡してるのに、「しつこい営業はしません」を地で行く真面目さ。どうした不動産業界、やけにおとなしぃじゃないか。随分まるくなったもんだな。
アルミ皿投げたい。
他の客は1回の電話でいついつ査定に来て!ってすんなり話がまとまるもんなんでしょうか?査定書だけ送ってくる会社もあるからいったん検討したいと思うんだが。
これは不動産営業マンからしたらチャンスです。
とりあえず、このブログ見た不動産業界のあなた!チャンスです。迷ってる客には「ガンガン行こうぜ!」でかまわないと思う。
顧客がためらっている場合に限られると思いますが、ライバル各社はせいぜい1・2回しか電話してないのです。ならばあなたは朝と夕1日おきに電話しましょう。
といっても乱暴ではいけません、いい印象は残したい。なので、短くていいのです丁寧に小出しにお客さんに何か伝えていきましょう。時事ネタ挟んで一言二言の世間話でもいいんです。とりあえず何か話して「いつも電話してくるあの人」の印象が付けば勝ちです。迷ってる客にはそれが効く。
だってライバルは1回か2回しか電話してこないのだから。営業だから印象付けたもん勝ち。しつこさはやがて熱心に変化していきますから。いや40代以上はそう習ってきたはずだが。
よろしかったら査定を、、、じゃなくて、「何日の何時ではいかがですか?」だろ。電話してるんだからその場でアポれ。
ちなみに高値査定で契約取ろうとしたのは1社のみ。査定も割と正直でした。もうやめたのか高値査定。
結局、一般媒介で数社契約しましたが。
ぜんぜん積極的に営業が来なかったので、大手2社、地場2社、他1社で一般で契約しました。相場よりチョイ下。値段より早期売却を優先しました。
どんな動きするのかと思ったけど、売りに出して2週間くらい動きなかったかな。ポータルとか物件載せたくらい。集客も活動もおとなしい。
近隣見てもポスティングなんかしてる様子がないし、自分でチラシまいてマジック200でもやろうかと思って投げ込みチラシ作ってて、それ営業マンにちょっとしゃべったところ「やめてくださいコンプラが、、、」と止められてしまいました。
むかし、何年も売れない物件のオープンハウスしたときに何百枚か自らピンポンポスティングしてオープンハウス行列つくったことがあります。知らしめることの偉大さを僕はそうして学んだので、不動産屋が売らないんだったら自分で売ろうと決めていました。「僕が一生懸命売るんで!」と結局その子が連れてきた業者買取で免責で僕は満足でしたけども。
やっぱり不動産業界営業力落ちてるよ。
上記の若い子に言われた「コンプラが」みたいなところが影響しているんでしょうか。電話もかかってこないし、住所わかってるのに飛び込みで家にも来ないし、もう昔のような営業は誰もしなくなったみたいです。買いの時も売りの時も。
でも、昔だって強引な営業とはいえお客さんに嫌われすぎたら契約してくれないわけで、買いはともかく売りは特に最低限の節度は保ちつつ「しつこい」を「熱心」に変えてきていたはずです。買いはハメ込むような営業はさすがに時代じゃないだろけど、一生懸命顧客と接点もとうと努力する姿こそが営業の本質であり、それは時代関係ないんじゃないかな。
不動産屋さん、お客さんとの連絡先つかんだら、しつこくないように見せつつ嫌われないよう気を付けつつ、「ガンガン行き」ましょう。ライバルがコンプラとやら気にしている今がチャンスです。それだけである程度は数字とれるんじゃないの?
もちろんその後の行動もガンガン行こうぜで頑張ってください。そうすることで売主さんのためにもない地域の物件流通サイクルを動かすことで微力ながらも地域貢献にもつながります。
以上、一括査定で不動産実際に売ってみて思うことでした。