前回からの続きです。
Youtube活用の具体的な方法 (2/3)
前回の記事「大前提」をふまえて、具体的にどう撮影・運用していくか。具体的と言ってもケースバイケースなので手取り足取り説明とはいきませんが、うまく撮影・運用するためのコツは以下の通り
・Youtube動画撮影はなるべくチームで。
・編集は慎重に。
カテゴリと、動画1本ごとにテーマを決める
大きなカテゴリとテーマを決めましょう。カテゴリはやっていく中で柔軟に変えてもいいです。ざっくりとだけ決めておけば。
たとえば不動産業で集客を取りたいというのが目標のyoutube運営なら、物件(商品)・スタッフ・街紹介でしょうか。物件はもちろんのことながら、安心して問い合わせできるよう人柄の紹介、街に詳しいことをアピールするために街紹介でもいいでしょう。ざっくりです。
そして動画1本ごとにテーマを決めましょう。今日は物件を撮ろう。今日は不動産用語を解説しよう、などなど1動画1テーマで動画を撮っていく。テーマを決めて1動画1テーマにしないとダラダラして見るに堪えないものになってしまいます。簡潔明瞭に、見ている人が見やすく親しみが持てるように。
テーマを決めたらそのテーマで「何をするか」をざっくり決めておくのも大切です。シナリオです。どういう切り口から始まってどういうオチで終わるのか。これきちんと決めておかないとダラダラして見てもらえない動画(効果ない動画)になってしまいます。キッチリしたシナリオ台本などは必要ないですが、大まかでも企画や演出的なものは必要です。
Youtube動画撮影はなるべくチームで。
1人でスマホ片手に撮るのはなかなか難しいです。けっこうセンスが必要です。10年前ならイケたかもしれませんんが、いまならちょっと難しいかもです。スマホを据えて一人しゃべりで専門的なことやトレンドを解説するならOKですが、編集して差し込み画像や用語解説字幕を入れたり音楽入れたりしないと生動画では厳しいと思います。
なのでできるなら、撮影する人、解説する人、2人体制が望ましいです。カメラはスマホで構いません。4Kで取る必要もありません。FHDで十分です。つまりスマホで十分です。
演者と撮影者を分けて1動画1テーマで取っていくのがベスト。事前に打ち合わせた通りの企画・演出・進行で。ジャンルによって長尺や短尺を意識しながら。ダラダラしゃべって中身のない動画になってしまうと印象がすこぶる悪いです。内輪ネタで盛り上げようとするのもNGです。小学5年生でもわかるように簡潔明瞭に。
編集は慎重に
編集ですが、いまやスマホなどでも簡単にできます。センスのある方なら自分でもできるでしょう。ただしスマホ編集だとPCで見たときにおかしくなったり低解像度になったりと言ったこともありますので、自分で編集する際は基本的にPCでやるほうが良いと思われます。
外注に出す場合の相場(2025/1現在)は10分あたり5,000円~2万円です。
上記は編集だけなので企画・撮影などは別です。
撮影が必要な場合は人が動くのでもっと高額になりがちです。
編集者の腕とクオリティによって随分と違ってきます。
だいたい3回までは小規模修正OK、それ以降は有料、字幕やサムネ(表紙)は別料金というところが多いです。
安くやってくれるフリーランスの人もいますが、ケチって単価の安いところに出してもロクなことにならないのでやめましょう。
さらに注意するべきは「目的」をしっかり伝えること、できれば発注者業界のことをわかっている外注先が好ましいです(なかなか難しいですが)。
私も外注出しましたが、不動産も自動車もわかってない人にやってもらったため失敗しました。動画編集の下請けの場合、企業としてというよりもyoutuberとしての視点から見て編集されるので「面白おかしく」をベースにされてしまい、こちらが伝えたいこととのズレが生じる場合があります。法人の場合「面白おかしく」の前に法人としての信頼性がなくてはなりません。そこを無視して面白ければいいだとおかしなことになってしまいますし、場合によっては不謹慎として嫌悪されてしまう場合もあるかもしれません。そうなるとyoutubeやってる意味がなくなります。場合によっては炎上して大変な異なる危険もあるので、動画編集には十分ご注意ください。安すぎるとこには頼まない、意思疎通をしっかりと行うことが大切です。
>>> 次回に続きます。